【美肌・健康維持】温泉の効能は「泉質の種類」で変わる!

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【美肌・健康維持】温泉の効能は「泉質の種類」で変わる!

温泉は、寒い冬の季節に、毎年たくさんの方に安らぎと温かさを提供してくれます。
温泉に魅了され、オールシーズン温泉巡りをすることを趣味としている方も多いのではないでしょうか?
昨今は、海外からも温泉ファンが日本を訪れ、温泉は世界中の人々の癒しとなっています。

そこで今回は、温泉巡りをより楽しむためのカギとなる”温泉の泉質”についてご紹介します。

温泉の泉質って何?

温泉は、含まれる化学成分源泉温度におい肌触りなどによって様々な種類に分けることができます。

温泉の泉質は、温泉に含まれる化学成分の種類やその含有量によって決められます。その中でも、一定の成分を含み、適応性に効果が認められる温泉が療養泉です。

療養泉の基準を満たした温泉にのみ泉質名がつけられ、その主成分によって10種類の泉質に分類されます。

泉質とは、いわば温泉の性格を示す基準です。泉質からその温泉がもつ特徴や個性がわかり、自分の肌質や体質にあった温泉かどうかを判断することができます。

個性あふれる10種類の泉質とその効能

温泉の温かさに癒しと安らぎを求めるだけではなく、目的や好みに合わせた温泉選びをすることで温泉をより一層楽しむことができます。

泉質の違いによって個性を見せる温泉の魅力を、存分に味わってみてください。

単純温泉

日本の温泉で最も多い温泉です。泉温が25℃以上、無色透明で匂いがないのが特徴です。

このうち、pHが8.5以上のものをアルカリ性単純温泉と呼び、”美肌の湯”と呼ばれるほど肌に優しく低刺激な温泉といわれています。

効能

疲労回復、筋肉痛、関節痛、健康増進など

代表的な温泉地

下呂温泉(岐阜県)、鹿教湯温泉(長野県)、下田温泉(静岡県)、鬼怒川温泉(栃木県)

塩化物泉

単純温泉に次いで日本で多い温泉です。塩分が主成分となる泉質で、飲むと味が塩辛く、無色透明なのが特徴です。

保温効果が高いので湯冷めしにくく、また肌が塩のベールに包まれることで入浴後の保湿効果にも期待できる温泉です。

効能

冷え性、皮膚乾燥症、切り傷、やけどなど

代表的な温泉地

熱海温泉(静岡県)、和倉温泉(石川県)、湯河原温泉(神奈川県)

炭酸水素塩泉

美肌の湯として知られる温泉です。飲用は糖尿病や肝臓病にも効果が高いとされています。

清浄作用によって不要な角質をとることができるためクレンジング効果がありますが、入浴後はそのぶん水分の発散が高まり、肌が乾燥します。入浴後すぐに保湿ケアをすることで、ツルツルの肌を手に入れることができます。

効能

切り傷、慢性皮膚病、やけど、末梢循環障害、美肌効果など

代表的な温泉地

小谷温泉(長野県)、赤倉温泉(新潟県)、湯村温泉(兵庫県)

硫酸塩泉

日本ではあまり数が多くない温泉です。単純温泉に似て無色透明ですが、味が苦いのが特徴です。

塩化物泉と同じく保温・保湿効果が高い温泉として知られています。飲泉で、便秘改善や胆汁の分泌促進などに効果が高いといわれています。

効能

切り傷、やけど、慢性皮膚炎、動脈硬化症など

代表的な温泉地

四万温泉(群馬県)、浅虫温泉(青森県)、阿蘇温泉(熊本県)

二酸化炭素泉

日本では比較的少ない、炭酸ガスを含む温泉です。別名「心臓の湯」「高血圧の湯」とも呼ばれます。炭酸ガス成分が溶けて、全身に炭酸の気泡が付着するのが特徴です。

温泉の温度が低くても保温性が高く、心拍数をあまり上げずに血液循環の促進につなげることができます。また、飲用は食欲増進効果があるといわれ、炭酸の爽やかなのどごしが特徴的です。

効能

切り傷、やけど、高血圧症、動脈硬化症、婦人病など

代表的な温泉地

有馬温泉(兵庫県)、長湯温泉(大分県)

含鉄泉

鉄分を含む温泉です。温泉が湧きだしたときは無色透明ですが、空気に触れると温泉が酸化し、赤褐色に変化します。入浴・飲用ともに貧血に効果が高いといわれています。

効能

婦人病、月経障害、貧血、神経痛、リウマチなど

代表的な温泉地

登別温泉(北海道)、長良川温泉(岐阜県)、土湯温泉(福島県)

酸性泉

酸性度が高い温泉です。殺菌効果が高く肌への刺激が強いのが特徴です。別名「直しの湯」「仕上げの湯」とも呼ばれ、皮膚病や水虫、ピーリング作用によるくすみ対策・美白効果が高いといわれています。

肌が弱い方は、入浴後に真水で温泉成分を洗い流すようにしましょう。

効能

アトピー性皮膚炎、皮膚病、神経痛、肩こり、腰痛、水虫、美肌効果など

代表的な温泉地

玉川温泉(秋田県)、蔵王温泉(山形県)、草津温泉(群馬県)

含よう素泉

よう素を含む温泉です。非火山性の温泉に多く、温泉の色は茶褐色をしていますが、時間がたつと次第に黄色く変色するのが特徴です。

強い酸化力があり、殺菌作用、動脈硬化予防、コレステロール値の低下などに効果が高いといわれています。

効能

高コレステロール血症(飲用による適応症)

代表的な温泉地

青堀温泉(千葉県)、新屋温泉(秋田県)、前野原温泉(東京都)

硫黄泉

硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多くみられる泉質です。卵が腐ったような独特の強いにおいが特徴です。殺菌作用が高く、皮膚病に対して効果が高いといわれています。

保温効果があり、肌に良い温泉が多いため、「美人の湯」といわれる温泉が多数あります。ただし、肌への刺激が強いため、入浴後は体についた温泉成分をしっかりと洗い落としましょう。

効能

慢性皮膚病、糖尿病(硫化水素型)、慢性婦人病、しもやけ、切り傷など

代表的な温泉地

日光湯元温泉(栃木県)、月岡温泉(新潟県)、別所温泉(長野県)

放射能泉

ラドンという微量の放射線を含む温泉です。放射線は人体に悪い影響を与えるというイメージが強いですが、ごく微量の放射線はむしろ人体に良い効果があります。

別名「痛風の湯」「万病の湯」とも呼ばれ、免疫力をアップさせるホルミシス効果を得ることができます。

効能

痛風、動脈硬化症、関節リウマチ、慢性胆のう炎、慢性婦人病など

代表的な温泉地

三朝温泉(鳥取県)、増富温泉(山梨県)

まとめ

寒さが厳しい季節になるほど、温泉の温かさは体にしみますよね。

みなさんは今年の冬、どこの温泉地に行く予定ですか?
まだ決まっていないという方は、ぜひ温泉の泉質にも注目してお好みの温泉を探してみてくださいね😊