ベストセラー作家!百田尚樹のおすすめ小説

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ベストセラー作家!百田尚樹のおすすめ小説

読書が苦手な方には「難しい」「文字がいっぱい」「面白くない」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今では読書好きの私ですが、昔は「本といえば漫画でしょ!」というほど小説が苦手でした。小説好きの友人に、これなら小説嫌いなあんたでも読めると勧められたのが百田尚樹さんの小説。これがきっかけでどっぷり読書の沼にハマりました(笑)

百田尚樹プロフィール

ここではベストセラー作家である百田氏の小説家人生について一部ご紹介します。

1956年(昭和31年)2月23日生まれ。大阪府大阪市出身。

2006年に「永遠の0」を発表し小説家デビュー。この時、百田氏はアラフィフで、小説家としてはかなりの遅咲き。後に「永遠の0」は映画化、漫画化もされ、小説の発行部数は500万部を突破。2013年に手がけた「海賊とよばれた男」では本屋大賞を受賞し、「直木賞なんかよりもはるかに素晴らしい、文学賞の中で最高の賞だ」と述べ、その発言でも注目を集めた。その後2016年に映画化もされた。

百田氏は、1冊の本を書くのに必ず200〜300冊はは関連本を読むのだとか。取材力が高く、どの作品も題材は違うのに、その知識について違和感や矛盾点がないことが読んでいて気持ちいいです。

ストーリー全体の作り方は、「書きたいシーンだけをとにかく書き、最後につなぎ合わせる」と言う方法。原稿300~600枚と気が遠くなるような枚数ですが、この方法なら中だるみせず、破綻せずに最後まで書き上げられるのだとか。

また、百田氏が最も意識しているのは「冒頭」とのこと。「興味を引けなかったらアウト」「冒頭が面白くないと興味を持ってもらえない」「即ち、買ってもらえない」と語っています。確かに、どの作品も冒頭からかなりのインパクトで、選ぶ言葉、表現方法が独特で、読み始めから物語の門をくぐったように“百田ワールド”に引き込まれます。

百田尚樹のおすすめ小説4選

百田尚樹の小説は文章が読みやすく、表現がシンプルなので読書初心者さんにもおすすめ

物語を書くにあたり、取材力がとんでもなく高いので、読んでいるこちら側も「へぇ〜」と感心したり、知識が自然と身に付きます。

モンスター

美容整形で人生を変える女性の物語。

酷い顔に生まれ、周囲から「モンスター」と虐められてきた過去を持つ主人公。地元を出た主人公は、人生がうまくいかないのはこの酷い顔のせいだと思い美容整形を決意。美しい顔を手に入れ、名を変え、別人として故郷に戻ります。果たして、誰もが羨むほどの美人に変貌した主人公は、憧れの“幸せ”を手に入れられるのでしょうか?

プリズム

百田尚樹が始めて描いた恋愛長編小説。主人公が家庭教師として通う資産家の屋敷で出会った青年との恋愛物語。しかしその青年には衝撃的な真実が隠されています。スリリングで終始驚かされる展開に引き込まれること間違いなし。

読み進める手が止まらない、ラストシーンは涙必須の作品です。

カエルの楽園

平和に慣れた現代の日本に訴えかけるような作品です。日本を「アマガエルの楽園」に例えた寓話形式。単行本刊行後、本作品の内容が次々と現実に起こり、予言の書とも言われた話題作です。政治の話は苦手・難しい内容はNGという方でも読みやすい内容だと思います。

影法師

2人の武士の友情を描いた時代小説。幼馴染の身に起こった事件の真相を追う内容で、百田尚樹の代表作とも言われています。見返りも求めず、友情だけでは語れない武士の高潔さが身に沁みる作品です。時代は江戸時代、時代背景が違っても、百田尚樹独特の細かな人間描写が物語に引き込まれます。

まとめ

今回ご紹介した作品以外にも百田尚樹の作品はまだまだたくさん。百田尚樹の小説は似たような設定や時代背景がなく、多彩なジャンルがあるので、一度沼にハマればきっと抜け出せませんよ!(笑)