育児悩みから卒業を!ママが子育て中に感じる5つのお悩みと解決法

SHARE

育児悩みから卒業を!ママが子育て中に感じる5つのお悩みと解決法

ママにとっては毎日の子育ては葛藤の連続。
子育ての難しさにたくさん悩んで、失敗して、後悔して…そしてママは子供と一緒に成長します。

愛する我が子を立派な大人に育てあげるには、子育てにおいて生じる悩み一つひとつとしっかり向き合い、解決していかなくてはなりません。

今回は、子育てを通してママが感じる5つのお悩みとその解決法をご紹介します。
育児に奮闘中のママは、ぜひ参考にしてみてください😊😊

🔷ケース1:子育てにイライラしてしまう…

ママたちがもつ子育て悩みとしてもっとも多いといわれるのが、子どもに対してイライラしてしまうことです。

子どもはママの意に反する行動をとってしまうものです。乳幼児のときは、泣き止んでくれない、ご飯をこぼしてしまう、わがままを言うなど。成長するにつれて反抗的になり、言葉づかいの悪さやわがままがエスカレートしていきます。

ついつい子どもの行動や態度にカッとなってしまったことがあるというママは多いのではないでしょうか。

イライラしてしまう原因とは…?

子どもに対してイライラしてしまうのは、時間的・精神的に余裕がないことが大きな理由として挙げられます。

子どもは、私たち大人が想像もつかないような行動をとります。食事・洗濯・身支度に忙しい朝、だだをこねられたり、わがままを言われるとついつい頭にきてしまいがち。

ママは常に時間と戦っています。育児に仕事に家事にと頑張りすぎているママほど、時間的・精神的に余裕がなくなり、子どもにイライラしてしまうのです。

子供へのイライラを解消するための対策

イライラしないためのポイントは、時間に余裕をもつことです。

忙しいママはとくに、無意識のうちに1日のスケジュールを逆算して予定や計画を立てています。

「今日は○時~に家を出て、○時にスーパーへ行って…」この計画が子どものせいで狂ってしまうことで、イライラを生じてしまうのです。

そのため、子どもは親が望むとおりには行動しないということを前提とし、時間に余裕をもつことが大切です。もし何かイレギュラーなことが起きても、精神的・時間的に余裕があるため、イライラせずに子どもに接することができます。

🔷ケース2:叱り方がわからない…

礼儀正しくマナーのある子どもに育てるうえで、「叱る」ことは欠かせません。しかし、何度注意しても同じことを繰り返されるとついつい感情的に怒鳴ってしまい、あとあと後悔するなんてことも…。

感情的に「怒る」のではなく、相手を思い、間違いを正すための指導として「叱る」という行為は、子育てにおいてとても重要です。

子どもを叱るべき3つのシーン

子どもを正しく叱ることで、マナーやルールをわきまえた立派な大人に育てることができます。

子育てにおいて、次の3つのシーンではしっかりと子どもを叱るようにしましょう。

① 安全に関わるシーン

命を守るためにも、安全に関わる場面では正しく叱る必要があります。例えば、道路に急に飛び出す、火遊びをする、人がたくさんいる場所で物を振り回す、といったシーンです。

自分はもちろん他人の安全をも脅かす可能性があるため、きちんと叱りましょう。

② 社会のルールに反するシーン

子どもは、親に叱られることで社会のルールというものを学びます。ルールに反することをしたのに叱らなければ、それを悪いことだとわからないまま大人になってしまいます。

例えば、順番を無視して列にわりこむ、会計前に商品を開けようとする、といったシーンです。一般常識をわきまえた子どもに育てるために、社会のルールを無視した行為をしたときにはしっかり叱りましょう。

③ 他人を傷つけるシーン

人を傷つけてしまう行為に対して、「絶対にしてはいけないこと」として叱る必要があります。

手をあげるといった身体的な暴力はもちろん、言葉によって精神的に相手を傷つける暴力に対してもきちんと叱りましょう。

正しい子どもの叱り方

子どもを叱るという行為は難しいことのようにみえます。しかし、子どもと真剣に向き合えば、その思いはきちんと伝わります。正しい子どもの叱り方をしっかりと押さえておきましょう。

子どもの目を見る

叱るときは必ず子どもの目を見ましょう。ママが真剣に子どもと向き合わなければ、悪いことをしたと理解させることはできません。

子どもの目線までしゃがんで目を見て叱ることで、ママの本気度が伝わります。

叱っている理由を説明する

なぜ叱っているのかをきちんと子どもに話しましょう。理由がわかれば叱られたことに納得がいき、次からは同じことを繰り返さずに行動してくれます。

逆に理由もわからず叱られると、何を直せばよいのか理解できません。

改善したら褒める

子どもが間違いを正したら褒めてあげましょう。子どもは親から認められることで自己肯定感が高まり、逆に叱られると悲しい気持ちになり、自信をなくしてしまいます。

間違いの改善が見られたら褒めて、しっかりフォローしましょう

🔷ケース3:子どもの癇癪がひどい…

子どもの癇癪は成長過程においてごくごく自然に起こり、避けては通れないものです。自分の思い通りにならず、大声で泣いたり喚いたり…。

乳幼児期は「抱っこしてほしい」「おっぱいがほしい」といったかわいい要望ですが、成長するにつれて、「新しいおもちゃがほしい」「歩きたくないから抱っこしてほしい」「夜遅くまでゲームをしたい」といった子どもの成長において不要な要求、また成長に悪影響を与える要求に変化していきます。

癇癪がひどくなる原因

子どもの癇癪がひどくなってしまうのは、親がなんでも子どもの要求を叶えてしまうためです。

「今回だけ」「しょうがない」という気持ちで毎回要望を飲んでしまっていると、癇癪を起こせばなんでも要望を叶えてくれると考えます。成長するにつれて癇癪がどんどんひどくなり、エスカレートしていってしまうのです。

癇癪を直すために

子どもの癇癪を直すためには、子供に「我慢すること」を覚えさせる必要があります。ポイントは、親の態度を変えないことです。

どんなに駄々をこねてお願いされても断固として「ダメなものはダメ」という姿勢を貫くと、子どもは癇癪を起しても変わらないとわかり、落ち着きます。

自分の思い通りになることばかりではないということを学び、我慢ができるようになります。

🔷ケース4:食の好き嫌いが激しすぎる…

子どもの食に対する好き嫌いは、多くのママの悩みの種となります。子どもの味覚はとても敏感で、見た目や臭い、触感、また食べ物の形、大きさ、量などによっても好き嫌いを決めてしまいます。

あまりに偏食だと栄養バランスが偏ってしまう、と心配するママは多いでしょう。そのため、ついイライラして子どもに食べることを強制するような言葉をかけてしまいがちです…。

早く食べなさい
いい加減にしないと怒るよ
お兄ちゃんは食べているのに

こうした言葉をかけると、食べ物に対してはもちろん、食事をすることそのものを嫌にさせてしまいます

好き嫌いを克服させるために

食に対する好き嫌いを克服させるため、“食材の調理法を変える”というママは多いはず。それはとても重要な好き嫌いの克服法のひとつです。

一方で、子どもとの接し方を工夫することで、嫌いな食べ物に対する意識を変えるという方法もあります。次の2つのポイントをふまえた接し方を心がけてみましょう。

ママの気持ちを子どもに伝える

子どもにママの気持ちを伝えることはとても効果的です。ママの思いを知った子どもは、今後の行動をどうすべきか考え直します。
例えば、

「嫌いなピーマンにがんばってチャレンジしてくれたら、ママはとってもうれしいな」
「トマトが食べられないと、栄養が足りなくて病気になりそうで、ママとっても心配だよ…」

などです。
正直な気持ちを素直に子どもに伝えてみましょう。

嫌いなものを食べられたら褒める

嫌いだといっていた食べ物をひとくちでも食べられた時には、しっかりと褒めてあげましょう。

嫌いなものに対して向き合った姿勢を褒められると、大人同様、もっと頑張ろうという気持ちになります。今日はひとくち、明日はふたくち…という順序で徐々に食べる回数を増やして、嫌いなものと触れ合う機会を少しずつ多くしましょう。

🔷ケース5:兄弟の育て方が難しい…

弟や妹ができるとどうしても下の子に手がかかるため、平等に接するのが難しくなります。また、下の子のほうがかわいいと思ってしまい、上の子に対する接し方や感情に悩むというママは意外と多いものです。

自分でできることが下の子よりも多いため、どうしても下の子が優先となり、上の子は後回しにされてしまうことが増えてしまいます。

兄弟を平等に接するために

上の子に寂しい思いをさせず、うまく接していくために次のポイントを心がけましょう。

☑上の子だけと触れ合う時間をつくる

上の子とも触れ合う時間をきちんと作ることで、良い関係づくりができます。下の子ばかりに目をかけていると、わざと親を怒らせて自分に注目させようとしたり、下の子をいじめたりする原因になります。

下の子が寝ている時間や両親に預けたりすることで、上の子だけと話したり、遊んだり、絵本を読んだりする時間を設けましょう。

上の子もまだまだ小さければ親を独り占めしたいお年頃です。こうした時間を作ることで、ママの愛情を感じることができます。

☑上の子にポジティブな言葉をかける

兄弟ともなると子育ての大変さが倍増します。心身ともに疲れを感じやすく、ついつい上の子にあたってしまったり、マイナスな言葉ばかりをかけてしまうこともあるでしょう。こうした時ほど、上の子に前向きな言葉をかけてあげることが大切です。

例えば、「いつもありがとう」「偉いね」「ママはうれしいよ」といった言葉です。

子どもはママの言動ひとつひとつをよく見ており、素直に受け止めます。ポジティブワードによって親からの愛情をしっかりと感じ、まっすぐな子どもに成長するはずです。

🔷まとめ

子育ては一筋縄でいくものではありません。怒ったり、泣いたり、後悔したりと、毎日が反省と学びの連続です。

しかし、愛する我が子と過ごす毎日は、何にも変えることができない特別なもの。厳しさと愛情をもって接することで、充実した日々にすることができます。

ぜひ、子育てに悩んだときは一度立ち止まり、子どもに対する接し方を考えてみてください。